リフォームしたトイレの壁に飾る
花の絵を、とご依頼いただきました。
ひとくちに花の絵と言っても
種類も色味も描き方も…
お任せとのことなので、裁量が
大きい分楽しみ半面、悩みます。
まずは明るい壁紙に映える絵を。
トイレの滞在時間は短いので
インパクトもある方がいいな。でも
癒しの空間を邪魔しないように。
更に、下のカウンターには
小瓶の花を飾ることがあるそうなので
それとの対比も考え、あえて紙の
中央に描くことはやめました。
左上に花を寄せ、インパクトのある
大輪の花をチョイス。
壁紙に映えるよう濃いめのピンクを
ベースにし、紫のラインで
アクセントを加え
更にそのラインにより
目線を小瓶の花へと誘導します。
今回は、絵だけで完成と
いうことでなく空間全体で
ひとつのまとまりとなるように
考えました。なーんて
難しいことは
見てくださるお客様にとっては
どうでもいいことなのです。
少しでも癒しの空間に
文字通り「花を添える」
ことができれば。
タイトルをつけるなら
「枯れることなく咲き誇れ大輪の花」
描きながら思いました、
描いた花は枯れなくていい。
香りまでは出せないけれど
いつまでもここで咲き誇ってほしい。
ご依頼ありがとうございました。
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