作品で人物を描くときは、その
表情や背景を色々に想像してほしくて
自分の載せた思いをわざわざ説明することは
ほとんどないのだけれど、どうしても
吐き出したいときはこうしてブログに
こっそり紹介したりする。
作品「いつも愛して」これは
ダイアンサス(撫子)の花ことばから。
撫子は、撫でたくなるほどにかわいい、
との意味からだそう。
子どもは親に「愛して」なんて言わない。
でも、体じゅう使って、それを表現する。
「パパとママだいすき」って惜しげもなく
伝えてくれる。普段テレビなんて
ほとんど見ないのだけど、たまたま
付けた番組で、最愛の娘を探す父親の姿が
紹介されていた。それは、津波に流された
7歳の娘、かわいい七五三の写真と共に。
すぐにでも探し出したかったのに、原発の
避難区域に指定されたため捜索が遅れた。
命を奪ったのは津波かもしれないけど
どうしてすぐに遺体が父親の元に戻ることが
できなかったのかは別の理由。
新聞では当時5歳の娘が両親に虐待されて
死んだという。悲痛な叫びをノートに
遺して。どちらも私の娘と同じ年ごろ。
理不尽な、自分よりはるか大きな力に
殺される小さな命がどれだけの数
あるのだろう。そんなこと考えながら
描いて、この作品を投稿したその日の夜。
ネットでは小学校4年生の男の子が
義父に殺され遺体を隠されていたとの
ニュース。私にも4年生の息子がいる。
一体、何なんだろう。これは。
このやり場のない憤りは。
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