豊橋表装美術展で、
以前使っていただいた作品です。
表装展は毎年、豊橋市向山の
文化会館で行われ、市内の
表具屋さんの作品が一度に集まります。
私は掛軸については専門では
ないですが、使われている
水墨画や色紙などの作品、
また軸装にも様々な
物があり、見ていてとても
勉強になります。
私の作品を軸装してくださったのは
藤田正和堂さん(豊橋市吾妻町)。
伝統的な作品はもちろんですが
私のイラストの作品のように
新しい試みも、素晴らしい感性で
お軸に仕立ててくださいます。
この絵が掛軸にって
どうなるんだろう?そんなふうに
思っていましたが仕上がりを見て
感激!女性らしい華やかさや
かわいらしさ、色合いも
ブルーとピンクで絵にぴったり
合わせてくださって、
本当に素敵です。
この作品は、いつもの
ポートレイト同様、パステルと
色鉛筆に、更にペンを用いました。
慣れない和紙に描いたため
色塗りは途中で破ってしまわないか
何回かひやひやしました。
こんな風に色々に表現が
広がっていくことは
とてもうれしくありがたいことです。
やっと暖かくなりました。
豊橋市向山の額縁屋さん
「アートエイジ」のウィンドウも
春仕様に描き替えいたしました!
前回同様、主人公は
妖精にしてみました。
もぐら、くま、猫、鳥など
色々な動物も出てきます。
たんぽぽの綿毛やミツバチも飛んで
にぎやかで楽しい春の訪れに
なったと思います♪
↑こちらはいつも制作に入る前に
描いているデザイン画。
これをもとに、ガラスには
下描きなしで一発描きで仕上げます。
↑エントランスはこんな感じ。
今回も楽しく描かせていただきました。
ありがとうございます☆
先日いただいたご依頼は
珍しいものでした。
似顔絵を絵にしてほしい、と。
写真を絵に、ではなく。
昔描いてもらった似顔絵を
額に入れたくてカラーコピーを
してみたけどどうも味気ない。
とのことでした。
最近は、「写真だとリアルすぎる」
「絵にはまた違ったあたたかさがある」
など嬉しいお言葉をよく聞きます。
そうかぁ、なるほど。と
思うのと同時に、その方が
絵にしてまでそばにおいておきたいと
大切に思っていらっしゃる方、
また物があることが、とても
すばらしくあたたかいことだなと
こちらもほっこりするのです。
見て描くだけだなんて
画像処理ソフトや、トレースなんか
してしまえば簡単にできてしまう。
それこそAIにもいずれ取って
代わられてしまう、そんな風に
考えることもあるけれど、
望まれているのは
そういうことじゃない。
ってことをいつも、ご依頼
いただく度にこちらが勉強させて
もらっています。
本当に本当にありがとうございます。
大切な想いを絵に載せよう。
何も言わなくても伝わる、
花束のように。(↑こちらは今回の
ご依頼の絵ではありません)