作家として活動をひとたび
止めてしまうと、ぴたりと
依頼もなくなります。
焦りや辛さがなかったかどうか…
思い出せないくらい、当時は
出産・子育てというものに
いっぱいいっぱいでした。
でも、今にして思います。
もちろん産休・育休している間は
絵描きとして遅れをとって
いましたが、その分得られたものは
かけがえなく、もちろん
作家としての私にも大きな
影響を、確実に与えてくれました。
現在、活動を再開して
2年に満たないひよっこです。
でも以前より飛躍的に発達したSNS
変わらずに迎え入れてくださった
同じ作家のみなさま、
変わらずに応援してくださる
関係者様や家族…。
再開したばかりの私の絵を
知って、気に入ってくださる
新しい方々との出会い。
そんな環境に恵まれて
ありがたいことに
お仕事させていただいています。
新しい画材にも出会い、
ウィンドウアートという新しい
表現を知ることもできました。
ディスプレイのころから、
私と「窓」は不思議なご縁です。
子育てを経験したおかげで、
お子さまに絵を教える機会も
増えました。夏休みの課題の
ポスター制作が、どんなに大変か…
子供と過ごさなければ知ることも
なかったでしょう。
楽しくお絵かきができることの
すばらしさ、ありがたさ、
他にもいろいろなことを
子供たちから教えてもらっています。
それと、ポートレイトとは
「写真」を思い浮かべる方も
多いと思いますが、
「生き生きとした描写」との
意味もあるようで。
私の中で、似顔絵ほど手軽な
イメージではなく、肖像画ほど
カチッとしたイメージでもない
そんな意味合いでこの言葉を
使わせていただいています。
ネットが発達して無料で
イラストを手に入れることができる
時代ですが、ご依頼者さまの
あたたかいお気持ちを乗せた
作品を、より身近な場所から
お届けしたい。そんな思いで
絵描きをしています。
今後ともどうぞ
よろしくお願いいたします。
↑作品「私は私。」/色鉛筆、パステル
0 件のコメント:
コメントを投稿