「お母さん」を尊敬します。
自分が「お母さん」になってみて初めて
「おかわり」と言ったら母が立ち上がって
よそいにいって、料理が出てくること
自分の洗濯物が毎日たたまれていること
朝決まった時間に起こしてくれること
すべて「当たり前」じゃないことに
気が付いた。この作品は「母の無償の愛」
みたいな神聖なテーマではなくて、
「母」は母であっても「ひとりの私」で、
自分を生きるために用意された道があること。
そんな思いが込められています。
そのため目線はあえて赤ちゃんの方を向かず
まっすぐ前を向いています。背景の桃の花は
赤ちゃんが女の子であることを示唆しています。
「お母さん」でありながらも
「私であること」を全うできるように。
そんな生き方ができますように。
そしてその娘もまた、同じように自分を生きて。
そんな「母子像」を描いた作品です。
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