パンフレットのイラストを
ご依頼いただいたときに
サンプルに描いてご提案した絵です。
左上：ガッシュ(不透明水彩)
比較的はっきりと描く
油絵のような効果も出せる
右上：色鉛筆
優しい印象、細密に描くことも
向いている
左下：パステル
柔らかくあたたかい印象
紙の地を活かせる
右下：水彩絵の具
透明感があり、色の重なりや
ぼかしも美しい。
同じような木、自然の風景も
画材によって色々に
描き分けることができて
面白い。依頼や描きたいイメージに
添う画材を上手に選びたい。
この時のご依頼は
水彩絵の具に決まりました。
普段ご依頼いただくポートレイトや
人物画は、パステルと色鉛筆の併用で
パステルを地に使い、残り
ほとんどを色鉛筆で塗りあげます。
今後、個展や展覧会では
色々な画材を使い様々なタッチの
作品をお見せしていけたら
いいなと思っています。
リフォームしたトイレの壁に飾る
花の絵を、とご依頼いただきました。
ひとくちに花の絵と言っても
種類も色味も描き方も…
お任せとのことなので、裁量が
大きい分楽しみ半面、悩みます。
まずは明るい壁紙に映える絵を。
トイレの滞在時間は短いので
インパクトもある方がいいな。でも
癒しの空間を邪魔しないように。
更に、下のカウンターには
小瓶の花を飾ることがあるそうなので
それとの対比も考え、あえて紙の
中央に描くことはやめました。
左上に花を寄せ、インパクトのある
大輪の花をチョイス。
壁紙に映えるよう濃いめのピンクを
ベースにし、紫のラインで
アクセントを加え
更にそのラインにより
目線を小瓶の花へと誘導します。
今回は、絵だけで完成と
いうことでなく空間全体で
ひとつのまとまりとなるように
考えました。なーんて
難しいことは
見てくださるお客様にとっては
どうでもいいことなのです。
少しでも癒しの空間に
文字通り「花を添える」
ことができれば。
タイトルをつけるなら
「枯れることなく咲き誇れ大輪の花」
描きながら思いました、
描いた花は枯れなくていい。
香りまでは出せないけれど
いつまでもここで咲き誇ってほしい。
ご依頼ありがとうございました。
今回ご依頼いただいたのは
トイプードルの女の子。
茶色の栗毛がかわいい
ぺたんとした格好が印象的な
わんちゃんです。
渡ってしまった虹をまた
渡って帰ってこれるように
そんな願いを込めて
ひじ掛けの手すり(虹のような
カーブだったので）に
虹の光をそれとなく
入れてみました。
↓額装はこんな感じ。
女の子らしくピンクのマットで
仕上げました。
以前もわんちゃんの絵を
ご依頼いただいた
「癒しのお宿ちゃめごろう」さん。
お宿で2頭仲良く飾ってくださって
いるとのこと、とてもうれしいです☆
大切なペットと一緒に泊まれる
お宿をお探しの方はぜひ、
アクセスしてみて下さい！
今回もご依頼、本当に
ありがとうございました。
「空に解ける」
写真みたいだねって
言っていただけることも
もちろん褒め言葉でとてもうれしい。
でも、せっかく私の絵を
お求めいただいたのなら
写真を絵にしてほしいと
ご依頼をいただいたのなら
私の絵でしか表現できない
何かが必要だと思う。
ただ写実的でいいのなら、そのまま
写真を飾るのとそう変わらない。
私が描くことで載せることができる
プラスαとは何だろうかと
いつも考えている。
なんだか忘れられなかったり
またどうしても眺めたくなったり
ずっと心に残るような
心の琴線に触れるような
そしてずっとそばに飾っておきたいと
思わせるような…
私にしか描けない絵とは
何だろうかといつも、
探し続けている。
