2016年7月4日月曜日

わたしの絵と、すてきなはなし③

学生の頃、読んだファンタジーの小説で
赤ちゃんは女性(母親)のお腹から
生まれてくるのではなくて
生命の木から誕生する、という
お話を読んだ。
子供が欲しい夫婦は、険しい山奥にある
その生命の木に、二人で協力して
道のりを乗り越えて何度も何度も
赤ちゃんを授けていただくよう
お願いに行く。
その気持ちと、努力と、二人の絆が
認められた夫婦にだけ、
その木に赤ちゃんの
生まれてくる実がなる。

そのお話を読んで、本当にそうだったら
望まれず生まれてくる子や、
虐待されてしまう子供なんて
減るんじゃないか、なんて
幼いながらに思った。

そのお話をもとに、
イメージを膨らませて描いた絵

「生命の樹」

だれか必死でお願いしたのかな、
実がひとつ成っています。
そして木のてっぺんには
命のなる実のカギ。
猫はじゃれているのかな。
取ろうとしてるのかな??

この絵を描き終わってほどなくして
私のお腹の中に
小さな小さな命が
やってきてくれました。

これは、ほんとうのおはなし。

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