2021年7月31日土曜日

作品「母子像」

 


「お母さん」を尊敬します。

自分が「お母さん」になってみて初めて

「おかわり」と言ったら母が立ち上がって

よそいにいって、料理が出てくること

自分の洗濯物が毎日たたまれていること

朝決まった時間に起こしてくれること

すべて「当たり前」じゃないことに

気が付いた。この作品は「母の無償の愛」

みたいな神聖なテーマではなくて、

「母」は母であっても「ひとりの私」で、

自分を生きるために用意された道があること。

そんな思いが込められています。

そのため目線はあえて赤ちゃんの方を向かず

まっすぐ前を向いています。背景の桃の花は

赤ちゃんが女の子であることを示唆しています。

「お母さん」でありながらも

「私であること」を全うできるように。

そんな生き方ができますように。

そしてその娘もまた、同じように自分を生きて。

そんな「母子像」を描いた作品です。

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