2016年8月4日木曜日

アンドリュー・ワイエス展

豊橋市美術博物館にて開催中の
アンドリュー・ワイエス水彩・素描展に
行ってきました。
色鉛筆画と同じく、水彩画は
退色しやすいからでしょうか、
2階の会場で、照明も暗く
設定してあります。
そのおかげで、世界観がさらに
引き立ちます。


まさに水彩画のお手本という感じで
タッチも筆遣いも、
とても勉強になりますが
その、絵に込められた情感、
というのでしょうか。すごいです。
色調も統一感があってなにか
もの悲しく、切なく感じさせるような、
行ったことない景色でも
懐かしく感じさせるような、
そんな絵ばかりです。

ひとつの絵を見ていると
まるで、映画のワンシーンを
見ているようで
展示室全体を見渡すと
まるで映画の中に入り込んだようで
心に迫るものがあります。

今回は、水彩・素描展ということで
完成した作品の隣に習作が何枚か
展示されていたり
同じモチーフ、景色を
色々な角度・構図で描かれた
複数の作品があったりで
絵を描く者にとっては
とても参考になりました。

巨匠から無言で描き方を
教えていただいているような。
そんな貴重な時間を
過ごさせていただきました。





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