2016年7月28日木曜日

夏休みのポスター制作③

夏休みの小学生の宿題って、
ほんと多いです。

ポスター、自由研究、習字、
絵日記、工作…
今回は、自分の子供の
ポスター制作について、です。

ついついご依頼の方の
ポスター教室に熱が入ってしまい
自分の子供のポスター制作は後回しに
なってました;

今年1年生の息子。
さあ、何のポスターを描きましょう??
赤い羽根?明るい選挙?非行防止??
そう言われても、何が何やらだよね。
まず、ポスターってどんなのかも
知らなければ、
四つ切って大きさも初めて。
絵の具セットだってまだピカピカ。
この状態でどこから教えよう?

先輩ママから噂には聞いてました。
でも、ほんと、私ですら
こうなんですから、
図工が苦手だったお母様たちは
ほんとにどう教えたらいいのか
頭を悩ませるに決まってます。

「何が描きたい?」「・・・」
人間描かせても人間にならず
鳥描かせても、鳥にならず。
でも1年生ならこれで当たり前だと
思います。

先に紹介させていただいた
ポスター教室で、少しアドバイス
させていただいただけでも、
「すごい、こんな教え方があるの!?」
「下描きだけでも、見てもらえて
ほんと助かる!!」
なんて、ママたちから
ありがたいお言葉をいただいて、
少しのことでもこんなに
力になれるんだ!!
困ってるママさんたちをもっと助けたい!!
と強く思いました。

今回の出張教室は急だったこともあり
私の方も準備不足だったり
逆に勉強させていただくことも
多かったですが

来年はもっと早くから準備や告知をして
広く、多くのお子様に
ポスターを描く楽しさを
知ってもらえるよう、
多くのお母様をお助けできるよう、
整えていきたいと思っています。

そうそう、うちの子供の
ポスターですが
口も手も出しつつ、なんとか
仕上がりました。
次は、工作、がんばろー!!!
(△今時の絵の具セットは
デザインも柄も色々でオシャレ☆)






2016年7月23日土曜日

夏休みのポスター制作②





ポスター教室第2回め。
前回、下描き完成まで 行った
ポスター、今回は色塗りに入ります。
子供たちは依然やる気満々!
とは言え今回は時間が限られているので
駆け足での作業です。


まずは背景や薄い色から、
子供たちの描いた完成形を
尊重しながらアドバイスしていきます。

それにしても、今日もみんな
すごい集中力で完成目指して
がんばってくれました。
時間が足りないかな??と
思ったけど、今日でなんとか
完成☆



私自身も、勉強させていただくことが
多く、次回はもっとこう伝えよう、
とか来年やるときはもっと
こうしたい、とか
夢が膨らみました。

8月は、工作教室を企画予定☆

2016年7月22日金曜日

夏休みのポスター制作!!①

いよいよ夏休み!

小学生のお子様の
夏休みのポスター制作、
お困りではありませんか??

周りのお母さんにも
結構いらっしゃいます。
「教え方分からないし、時間かかるし、
子供も上手に描けないから、
ほんと困るのよねぇ」

依頼をいただき、出張ポスター教室を
開催してまいりました。
この日は1年生~4年生、2時間弱。

みんなにまず、描きたいものや
アイデアを出してもらって、
それをもとにアドバイス。
「ここはもうちょっと、こうして
みたらどうかな??」

子供の発想力はすごい!!
少し、提案するだけでアイデアが
何倍にもなって返ってきます☆

少人数制で、しっかりと教えたいの
ですが、やはり2時間では
下描き完成までがやっと。
でもみんな、途中で集中力が切れる
こともなく、真剣に
取り組んでくれました!
中には、
「まだまだ、色塗りも今日やりたい!」
と、超前向きな子も☆

その姿勢がとってもうれしいです♪
次回、第2弾で色塗りに入ります。



2016年7月19日火曜日

アクアリウム初体験☆

自分が描いた魚が泳ぎだす…
そんな「アクアリウム」に、子供たちと
行ってきました。

↑こんなふうに絵を描いて
スキャンしてもらうと…
↑こんなふうにバーチャルな
水族館を泳ぎます。(右下)


↑娘に描いてあげたタコも…

↑泳いでます。(中央)


息子は最初の魚がなかなか
みつからずリベンジ。

↑中央下、今度は元気に泳いでます。

大きく、派手な色で
描くのがコツみたい。
沢山の子供たちの、魚や人魚や亀
なんかが泳いでました。

もっと上手くいくようにやりなおしたい
と言って描きなおしたりとか、
動き出してから20~30分
歓声あげながらずーっと見てたりとか
すごくいい経験になったと思います。
絵が動くってすごいです!!



2016年7月16日土曜日

うちの子ってすごい!?①

もうすぐ夏休み。
子供たちは、学校や園で作ってきた
作品を持ち帰ります。

その中に、さすがわたしの子!?と
思う作品もあったりします。
3歳になる娘が、幼稚園で
描いて(塗って)きた
ぶどうの絵。見てびっくり。



すごい!!
何がすごいって、教えてないのに
赤+青=紫って知ってる!?
クレヨンなので、きれいに混ざらず
ちゃんと紫になっていませんが…。

しかも、ちょっと熟れてなくて
みどりっぽい粒もあるよって

…そんなことまで考えて塗っては
いないと思いますが

子供の感性ってすごいなって
驚かされることも多々あります。
技術とか、知識とかないからこそ、
楽しく無心になって描いて(作って)
いるんだろうなって、
こちらが勉強させられることも
度々です。




2016年7月12日火曜日

わたしの絵と、すてきなはなし⑦

まだまだ駆け出しの頃に
いただいたご依頼の話です。

その方は既婚者の女性で、
「赤ちゃんをずっと望んでいるのだけど
恵まれないので、赤ちゃんの絵を描いてほしい」
とのことでした。
自分の子供であるように、いつも
身に着けるお財布にいれてその絵を
持ち歩きたい、と。

当時の私は結婚も出産もまだまだ
先のことでしたが、
彼女の願いがあまりにも切実で、
初対面の私に涙を見せるほど
望んでおられる姿が、とても切なく
心を打たれました。

見ながら描くお写真もなく
難しいお仕事でしたが、
その方と旦那様のお顔を参考に、
ふたりの間に産まれてくる赤ちゃんを
想像して描きました。
そして、いつか、どうか、
彼女の望みが叶って赤ちゃんが
やってきてくれますように、と
願いを込めながら。

何年も前のお話ですが、
そのご依頼のおかげで
絵には、誰かを勇気づけたり、
心の支えになったり、希望となったり、
そんなチカラもあるのだと
気づかされました。

合成写真でも、画像ソフトでもない、
手描きの絵でなければできない
仕事ではなかったか、と思うのです。

(望みは叶ったでしょうか…)



2016年7月11日月曜日

わたしの絵と、すてきなはなし⑥

どんな依頼も私にとっては
ありがたく、描かせていただくのは
とてもうれしいことです。
その中でも
今までどんな絵のご依頼を
いただいてきたか、ちょっと違って
すてきなものを少しご紹介します。

・亡くなったペットの思い出に。
・結婚式に渡すサンクスボードで、
 内緒でご両親の若かりし頃のお写真を
 探してきて、それを絵に。
・還暦のお祝いに、
 お父様と、ご家族全員を一枚の絵に。
・結婚式のウェルカムボードに
 いとこや親戚、ペット、総勢約30名を
 1枚の絵に…

なんてのもありました。
依頼を受けるこちら側が、
そんなアイデアもあったんだ!とか
そんな表現もできるんだ!なんて

勉強させられたり感心することも
しばしばです。

そして、いつも思うのは
贈る人、描いてほしい人(ペット)を想う
ご依頼者の温かいお気持ち。

感謝の気持ちや、喜んでほしいと
思う、その優しいお気持ちに
精一杯応えたいと、
そのお気持ちが相手さまに
伝わるようにと、こころを込めて
描かせていただいています。


(△想いよ届け、仲良しの象)


わたしの絵と、すてきなはなし⑤

食事の時に、三歳になる娘が
いいました。
「ママ、おおち(き)くなったら
なにになりたいの?」

ママ、大きくなってますけど。
と思いながらもまじめに答えました。
「ママね、絵を描く仕事を
ずっと続けていきたいの」
「あとね、絵の先生にもなりたいの」

「へぇ~」と娘。

いくつになっても夢があるって
素敵です。
便利、迅速、簡単になんでもできる
世の中になっているけれど、
パソコンで簡単に画像処理なんて
できてしまう時代だけど、
手描きの良さ、
時間をかけてつくりあげる
ことの大切さ、
人と人とがかかわりあうこと。

子供にも教えていけたらいいなと
思ってます。

「もねね~、おおち(き)くなったら
プリキュアになりたいの」
娘の夢は、幼稚園で
七夕の短冊に書いたみたいです。

(△3年前まで赤ちゃんだったのに、
子供の成長は早いです)


2016年7月9日土曜日

ホームページができました!!

ずっと作らなくちゃと思い続けて
なかなか必要に迫られないと動けず…

やりだすと楽しくて止まらなく
なるんだけど、
ここをもうちょっと、とか
気になりだすとまた止まらなくて

アナログな絵とはまた
違った面白さがあります。

そんなこんなでやっと、
ホームページが形になりました。


ポートレイト
(似顔絵・肖像画)の作品とか

イラストの作品とか…

色々紹介しています。

覗いてみてください☆


屋号のロゴもできました。


2016年7月8日金曜日

わたしの絵と、すてきなはなし④

飼っていた猫の絵を、
依頼してくださった方がいました。
かわいいアメショです。
写真をお預かりして、
いざ紙にむかいます。
描き進めてもなかなか
似てこないときは、
こんなふうに絵と対話します。
「出ておいで。ご主人さまが、
もう一度会いたいって言ってるよ。」
「大切にしてもらったんだねぇ。
絵にしてもらうなんて幸せだぞ、君は」
なんて…。

そして完成して、
ドキドキのお渡しの日。
喜んでいただけるかな??

絵を見ていただいてすぐ、
その方の目から感動の涙が!
本当に本当に、喜んでいただけました。
絵を描いていて、よかった!
依頼していただけて、よかった!
その涙は、私にとって
いちばんのご褒美です。

写真を見て描くなんて、
実物を見て描いたわけでもないのにって
否定的な方もいると思います。
実際、私もそのことについて
悩むこともあります。
でも、その方の感動してくださった
こころは、決して嘘ではありません。
私の自信につながります。そしてまた、
喜んでいただける絵を
描き続けよう、と心に誓うのです。

        「やすらかなねむり」



2016年7月4日月曜日

わたしの絵と、すてきなはなし③

学生の頃、読んだファンタジーの小説で
赤ちゃんは女性(母親)のお腹から
生まれてくるのではなくて
生命の木から誕生する、という
お話を読んだ。
子供が欲しい夫婦は、険しい山奥にある
その生命の木に、二人で協力して
道のりを乗り越えて何度も何度も
赤ちゃんを授けていただくよう
お願いに行く。
その気持ちと、努力と、二人の絆が
認められた夫婦にだけ、
その木に赤ちゃんの
生まれてくる実がなる。

そのお話を読んで、本当にそうだったら
望まれず生まれてくる子や、
虐待されてしまう子供なんて
減るんじゃないか、なんて
幼いながらに思った。

そのお話をもとに、
イメージを膨らませて描いた絵

「生命の樹」

だれか必死でお願いしたのかな、
実がひとつ成っています。
そして木のてっぺんには
命のなる実のカギ。
猫はじゃれているのかな。
取ろうとしてるのかな??

この絵を描き終わってほどなくして
私のお腹の中に
小さな小さな命が
やってきてくれました。

これは、ほんとうのおはなし。

2016年7月3日日曜日

わたしの絵と、すてきなはなし②

あるイベントでお会いした方が、
私の描いた花火の絵を
気に入ってくださり、
私はそれをお譲りした。
イベントとお渡しした日、
たった2回しか面識のなかった方。
その次の年だったか
その方の父親が亡くなった時に、
わざわざメールをいただいた。
お葬式のご案内と一緒に
「父もあの花火の絵を
とても気に入っていました」と。

この絵ももちろん、
誰の手に渡るか想定したうえで
描いたわけではなかった。
ご本人にお会いすることはなかったが
絵は、私とその方を繋げてくれた。

どんな人生を送り、
どんな最期であったか
私は何も知らない。
私の絵は、私よりはるか
多くの人と出会い、多くの人の
感情や人生を知る。
その人々に、一人でも多くの方に、
安らぎや癒しを与えられたらいい。
私はそんな作品を描き続けていきたい。
(△胡蝶蘭も表情があって絵になります)

2016年7月2日土曜日

わたしの絵と、すてきなはなし

過去に本当にあった、すてきなはなし①

私の「ベゴニア」を喜んでくれた
女性の最期は、
一体どんなものだったでしょう。
お互いを知ることはなくても、
私の描いた絵は、彼女のことを知った。
一日のうちどれくらい眺めてくれて、
彼女がどんな表情をしたか、
何を話したか、何を思ったのか。
私が「ベゴニア」を描いた時はもちろん
彼女のもとに届くなど知る由もなくて
「元気になってください」とか
「少しでもよくなりますように」なんて
願いを込めて描くことなんて
できなかった。

私が「ベゴニア」を描いたのが
偶然なら、
彼女のもとに届いたのも偶然。
ただひとつの必然があったとすれば
私の絵を購入してくださった方の
母親を想うこころ。
ひとめでもお会いできたらよかった。

私の絵は少しでも
彼女の心を癒すことができただろうか。
そして、彼女の亡き後も、
思い出のひとつとして
彼女の家を飾り続けるだろうか。
私はそれを願うとともに、
彼女のご冥福を
祈り続けたいと思います。
(△次は紫陽花も描きたいな)




「絵」について思うこと

絵=コミュニケーションの
ひとつだと思います。
「絵」という漢字は糸+会。
人との出会いを、糸が
結びつけるように繋げていく。
(私なりの解釈です)

絵を描き発表することによって
ひとつの会社に勤めていただけでは
出会えない、多くの方々との
繋がりができ、それがまた
新しい作品や依頼、
また新しい出会いへと発展してゆく。

目に見えない大きな力に
つき動かされているような、
進むべきところへ導かれているような。

そんなことを考えながら
絵を描けることの喜びに
感謝しています。
(△よく絵の題材にも使う睡蓮)